【シン・ゴジラの音楽が気になった人に、ぜひ!】伊福部昭 百年紀Vol.5

実に実にこんなものが出ているなんて、オドロイタ!抜かったなぁ〜、まだまだ自分は甘いです。

【2019年3月14日】シン・ゴジラにもいろいろと

シン・ゴジラの公開日は2016年7月29日でした。日本製作のゴジラとしては12年ぶり、アメリカ製作からは2年ぶりです。

そして本年の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は、前作の続きとして5年ぶりです。長かったなぁ〜、と実感です。久々なので、きっと前作のアメリカ製作『ゴジラ』が地上波で放送されるでしょう。

いや、もっとあおるためにも『シン・ゴジラ』も行きたいところです。盛り上がれば、来年には公開される『ゴジラVSキングコング』で落ち着くアメリカ製作の間隙をついて、日本でもゴジラ製作がなされるかもしれません。『シン・ゴジラの逆襲』なんて安易には言いません。『シン・ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』でも……もうこれ以上は言いません(笑)。

ところで『シン・ゴジラ』の地上放映に、ひとつ問題が発生してしまいました。
前回の地上波放映においては、小出◯介の問題のためカットされています。しかしまだ消防隊長だったので、どうにかこうにかなりました。

見出しに乗せた日付の前日に戦闘団団長を演じていた俳優が問題を起こしてしまいました。

彼のシーンをカットしては、ただ殺伐した戦闘になってしまいます。地上波で流すには『シン・ゴジラ』は厳しいことになってしまいます。
いつかノーカットで『シン・ゴジラ』が放送されるよう更生することを待ちたいです。

それにしても、まだなのか、もうなのか、わからないけれど、3年も経たないうちにいろいろと起こるものです。

【シン・ゴジラに】要望したかったこと

作品に罪があるわけではない。地上波でノーカットで見れなくても、発売禁止じゃない。観たいときには観られる。

、観返すたびに(自分はBD)考察でも指摘でもなく、こうして欲しかったと思う点はただ一つ!
音楽を、鷺巣 詩郎が担当した部分ではなく、伊福部昭の部分についてである。各年代のライブラリー音源が使用されているため、モノラルとステレオがごちゃまぜになっております。最新映像に古い楽曲をそのまま当てることで古くからのファンに親しんでもらう狙いが、庵野にあったと解説なさる方もいらっしゃいます。
ントっすか、それ?伊福部昭の音楽を使用するのはいい。でも、できるだけ音源はある年代で寄せたほうが良かったんじゃないかぁ〜、と思います。例えば、モノラル音源で絞ってしまうとか。長年に渡ってのファンのほうこそ、あっちこっちから持ってこられた音源に違和感を感じたのではないか。少なくとも自分は音楽に関して落ち着けなかった。

使用したい楽曲をピックアップして、今一度演奏し直してもらったほうが、しっくりきたんじゃないかなぁ、と思ったものです。

もっとも庵野のことだ、かつて聴いた音楽をそのまま当てたかった、ただその一念があったかもしれない。その気持ちはとてもよくわかる。

、本音を申せば、久々に聴かせてもらった音源はもう所蔵している(CDだよ)だから新しく『シン・ゴジラ』使用楽曲の演奏会とかないものか、なんて思っていた。

うかつだったわー、そんなこと誰でも考えることだったのね。

【シン・ゴジラの使用楽曲へ】爆音アプローチ

スリーシェルズというどこぞ?というマイナーレーベルから、発売されたCD「伊福部昭百年紀Vol.5」の収録曲目は以下の通りです。

1.PR映画組曲 9:12

2.大魔神組曲 13:27

3.キングコングの逆襲組曲 10:21

4.怪獣総進撃組曲 11:57

5.伊福部昭百年紀組曲 18:19

6.アンコール 伊福部昭百年紀組曲より 3:51

7.伊福部昭の主題によるHappy Birthday  1:19

8.怪獣総進撃より(リハーサルテイク) 1:59

9.伊福部昭百年紀組曲より(リハーサルテイク)1:53

シン・ゴジラ』に使用された音源の再現は、5曲めの『伊福部昭百年紀組曲』になります。帯のフレーズのまま爆音アプローチと見出しに書きましたが、ヘビメタではありません、あくまでもクラシックです。勇壮な、大きな演奏です。シンゴジラで使用された音源が立て続けに聴けるのも、たまりません。

【もっと詳細に】各楽曲のスコア中味

上述では『シン・ゴジラ』に絞りましたが、他もまた古くからのファンにもたまらない選曲となっております。いずれも組曲なので、どのようなスコアによる組み合わせであったかは以下の通りになります。

1.『PR 映画』組曲
Penicillin No.12
Shell Oil No.11
Vitamin B1 No.11
Vitamin B1 No.4
Vitamin B1 No.3
Penicillin Top-title
Shell Oil No.14

2.『大魔神』組曲(1966)
No.1 メインタイトル
No.4 脱出
魔神退散の踊り(P.S10A)
No.12 神は小笹
No.7 虐げられた民
No.5 信夫の危機
No.8 犠牲
Np.19 大魔神の猛威
No.22 エンディング

3.『キングコングの逆襲』組曲(1967)
No. 1「メインタイトル」
No. 3「メカニコング始動 1」
No.6-C「コングとスーザン 1」
No.20「KINGKONG ESCAPE2」
No. 4「メカニコング始動 2」
No. 28B「東京タワーの対決 2」
No. 26「キングコングの勝利」
No. 29「エンディング」

4.『怪獣総進撃』組曲(1968)
No.1 「東宝マーク~メインタイトル」「タイトルクレジット」
No.3「怪獣ランド」
No.12「怪獣操縦器発見」
No.23「リモコン破壊せよ」
No.24「地球怪獣集結(怪獣総進撃)」
No.7「SY-3」「SY-3 出撃」
No.7「SY-3」「ファイヤドラゴン追撃」
No.29「エンディング」

5.『伊福部昭 百年紀』組曲
「ГОЗИРА Title」(ゴジラの表記はキリル文字)
「ГОЗИРА A A’Entré」(同上)
「ゴジラ復活す」(復元)
「Mecha-G」No.13
「宇宙大戦争」(復元)
「Dogola」No.16-A
「ГОЗИРА」(1&16 と記載あるが、斜線あり)
「3Kaiju」 No.1
「Kaiju」 No.1
「G vs Mecha G」 No.2

『シン・ゴジラ』の楽曲を再現した『伊福部昭 百年紀』組曲は、何が書いてあるかわからん文字が並んでおります。キリル文字?調べなくていいですね(笑)

大魔神』と『キングコングの逆襲』は個人的にツボへ来ます。何が何でも行きたくなるような演奏目録ですよ、これ!またこの演目におけるコンサートはあるのか、今後は注意を払おうと思っています。

ゴジラというコンテンツが続く限り、伊福部昭の音楽は切り離せないものとなりそうです。
クラシックの大家とされる人物の曲は「没後から真価を発揮する」そうです。亡くなって久しいですが、伊福部昭の音楽はこれからなのかもしれません。