【Godzilla: King of the Monstersに向けて】ゴジラ映画総覧

2019年2月20日

ゴジラ映画がやる!もう、それだけで「もうワタクシ幸せ」です。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の劇場公開日も2019年5月31日(金)に決定!はやる気持ちを鎮めるためにも、管理人独自のゴジラシリーズを総ざらいします。

*表記:タイトル(公開年月日)、各人物名は敬称略

白黒時代

  • ゴジラ(1954年11月3日)
  • ゴジラの逆襲(1955年4月24日)

もう半世紀以前です。白黒のゴジラをリアルタイムで鑑賞した人はそんなに多くいないと思います。かく云う自分はビデオで後追いです。まだまだウブな頃です。子供時代に観ていたカラー作品群からは想像できないゴジラのおどろおどろした重さ、逆襲における動きの早い対決シーン。「映画に一言を持っている鑑賞者」になりたがっていた時期がファースト・コンタクトだったため、白黒ゴジラを観ずにゴジラは語れずといった具合に、こじらせておりました(笑)

それにしてもゴジラから逆襲までの間隔が半年にも満たないなんて……ぞっとするようなスケジュールです。しかも次に登場するまでが7年以上はかかるのだから、たまりません。人気どうこうより、ただの放ったらかしぽいですよね。人気があるんだから、さっさとやれよ!と、今なら言ってます。

黄金コンビ+脚本による定着時

  • キングコング対ゴジラ(1962年8月11日)
  • モスラ対ゴジラ(1964年4月29日)
  • 三大怪獣 地球最大の決戦(1964年12月20日)
  • 怪獣大戦争(1965年12月19日)

ゴジラというキャラクター人気を定着させたのは「対決もの」だと思うのです。
劇場公開当時における観客動員の多さもさることながら、その後にやってくるカラーテレビ時代において、何度も放送されたことは大きかったのではないでしょうか。まだ生まれていない頃の公開作品群ですが、ブラウン管を通してでも、テレビ放映用の特撮作品とは明らかに一線を画していました。

やっぱり本多・円谷コンビは凄いわ〜。
でも忘れていけないのは脚本の関沢新一。エンターティナーな話し作りは、古くからのファンは眉を顰めていたかもしれないけれど、本多・円谷コンビのゴジラでは三大怪獣が一番好みな自分としては外せない脚本家です。

さて『Godzilla: King of the Monsters ゴジラ キング・オブ・モンスターズは、あの頃を思い出させるような興奮をもたらしてくれるでしょうか?

南洋舞台の次世代スタッフへ

  • ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年12月17日)
  • 怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年12月16日)

監督が福田に、特技も有川への移行期です。南海の大決闘の特技クレジットは円谷ですが、実質は有川だったと言われております。

この2作品はテレビで観た憶えがありません。放映はされていたと思うのですが、我ながら謎です。
たぶんですが、ゴジラ原理主義をこじらせていた時期に記憶からの抹殺を計っていたのかもしれません。ミニラは許せなかったなぁ〜(笑)。

ゴジラの息子における有川特撮の凄さを知るのは、まだずっと後です。

昭和最後の超大作

  • 怪獣総進撃(1968年8月1日)

昭和において、それなりの予算が準備されての制作は最後の作品です。華やかな作品であるゆえに、当初はチャンピオン祭りを生むきっかけぐらいにしか捉えていませんでした。けれども脚本にまで名を連ねている本多監督が願う怪獣たちへのユートピアがこめられているといった見方が、自分へ更なる怪獣映画に対する深化=泥沼化へ誘います。

それにしても怪獣オールスター出演は、ゴジラFINAL・WARSまで待たなければいけないとは……36年もかよ!

ついにきた!チャンピオン祭り

  • ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(1969年12月20日)
  • ゴジラ対ヘドラ(1971年7月24日)
  • 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972年3月12日)
  • ゴジラ対メガロ(1973年3月17日)

ついにきた!と書いておりますが、映画館で観ておりません。親が映画に連れていくタイプではないのと、まだ自分は生まれたて(笑)全てがテレビ鑑賞でございます。しかしこう改めてラインナップを眺めると、個性が光る!なんて言い回しはカッコ良すぎですね。製作状況悪さにやけになって、ずいぶん個性的になってしまったといったところでしょうか。

初代ではなく、チャンピオン祭りの作品群と本多・円谷コンビの対決もので特撮の世界へはまった。現在はそうきっぱり言い切れます。

とどめは、メカゴジラ!

  • ゴジラ対メカゴジラ(1974年3月21日)
  • メカゴジラの逆襲(1975年3月15日)

メカゴジラシリーズといっていい両作品ですが、作品のトーンがまるきり裏表です。先が軽やかなエンターティナー作品だったのに対し、後者は重厚なドラマ。同じキャラクターを使用しながら広い作風を示すことで、特に年端もゆかない観客の情操教育にはとても良かったと思いたい(笑)。

こうしてゴジラを外しては生きられない人生が完成しました。

宙ぶらりんな、1984ゴジラ

  • ゴジラ(1984年12月15日)

この頃から「自分が観たい怪獣映画」の声が強く出てきたような気がします。自分も自意識過剰な思春期を過ぎるくらいのお年頃ですから、世間に認められるものを求めていた気がします。

真面目に作っていた。でも、おもしろくない。
これが公開当時に観た素直な感想です。

後の作品へ流れを汲むという理由で、平成ゴジラに組み込まれておりますが、年代もさることながら作風においても昭和を感じさせた最後の作品だと思います。

自分なりの見方を考えるきっかけをくれたという意味で影響の大きかった作品であります。

そうか、そうだよな!大森・川北コンビのVS

  • ゴジラVSビオランテ(1989年12月16日)
  • ゴジラVSキングギドラ(1991年12月14日)

なんだかんだ言われていてもゴジラ1984は当たっていたはずなんです。だから次に期待!と思うこと、まさか5年も開くとは思わなんだ。

大森一樹が監督をやるということで期待が膨らみました。大森一樹が監督やるならばと友人が一緒に観てくれたくらいです。
そして川北には驚かされました。個性を押し出した、ここまで思い切った特撮をやるなんて!良く言えばですよ(笑)

このコンビのおかげで己れの趣向が把握できました。そうか、俺は初代より対メガロを愛している。この後は格好つけずに怪獣映画へ接せられるようになりました。つまり、ともかく怪獣モノは漁るといった周囲からすれば救い難い存在へ陥っていくわけです。

純粋なフィルム製作で作品化する最後の時期であります。この後に、ハイビジョンにCGがやってきます。VSキングギドラから2年も経たないうちにジュラシック・パークが公開ですから。進化はやってくる時は、あっという間です。

川北ワールドの時代

  • ゴジラVSモスラ(1992年12月12日)
  • ゴジラVSメカゴジラ(1993年12月11日)
  • ゴジラVSスペースゴジラ(1994年12月10日)
  • ゴジラVSデストロイア(1995年12月9日)

川北特撮の爆発、というか、やりたい放題と申しましょうか。イヤな人はイヤだが、どっぷり浸かってしまう人はもう抜け出せない。その一つの指針として、VSスペースゴジラへのお気に入り度が挙げられるのではないでしょうか。
一緒にずっと観てくれた友人に、VSスペースゴジラが好きだというと、ええっ!となります。撮った張本人である川北も、ええっ!となるみたいです。

あるんですよ、そういうことが。作品の出来どうこうでなく、気に入ってしまう。最もたちの悪いパターンですが、我ながらどうしようもありません。

個人的にもVSスペースゴジラの公開時に、川北にサインがもらえたという部分も加味しなければならないかもしれません。あの節はありがとうございます、監督。ついこの前までは90歳くらいまでは元気でいてくれると思っていたんですよ。

ハートに火を点けてないミレニアム

  • ゴジラ2000 ミレニアム(1999年12月11日)
  • ゴジラ✖︎メガギラス G消滅作戦(2000年12月16日)

ゴジラと実景の融合には、ゾクゾクします。もはや合成が別次元にきたことを強く感じさせられます。

問題は作品自体にゾクゾクしない。90年代のゴジラ及びガメラを通過してきた身としては、どっちつかずだなぁ〜な感じです。

金子修介のゴジラ

  • ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年12月15日)

これはゴジラ映画のなかで異色作だと思います。正道ではありません。金子修介が平成ガメラで実績を作っていなければ、通るには難しい企画設定だったでしょう。

シリーズとして続けていくには、どうしても思い切った作品は必要です。だからこそよくやったと感じています。個人的にも品田冬樹の造型が好みなので、嬉しかったです。

ただもし特撮を樋口が担当していたら、とは考えてしまうのは贅沢でしょうか。
あっ、そういえば久々の併映でしたね。次の機龍まで、ハム太郎を観たもんだ。

終焉の足音が聞こえた機龍二部作

  • ゴジラ×メカゴジラ(2002年12月14日)
  • ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年12月13日)

激しい不平が出てこない一方で、熱気も上がってこない。作品どうこうよりも、なんか寂しい気分になりました。金子ゴジラ以来、知り合いの子供と一緒に行くようになりましたが、反応が芳しくありません。

やはり明確なターゲット層を決めたほうが良さそうな気がします。川北ゴジラと平成ガメラの両採りは難しいです。

最後か?FINAL WARS

  • ゴジラ FINAL WARS(2004年12月4日)

おおっ、監督は北村龍平だ、現代版の怪獣総進撃か!併映もないぞ、と久々に公開前から期待が高まったものです。
一緒に連れていっていた子供のうちから、もう一回観たいと初めてリクエストを受けた作品です。

しかし怪獣総進撃のように下り気味だった観客動員の流れを止められませんでした。もしここで動員が上向いていたら?またメチャメチャなチャンピオン祭りの再来なんて、個人的には望むところだったんですがね〜(笑)

まさか十年間も空くとは……。

やっとのUSA GODZILLA ゴジラ

  • GODZILLA ゴジラ(2014年7月25日*日本公開)

ともかくやってくれよ状態でした。ただ1998年のエメリッヒ版のように「ゴジラじゃない」のだけは勘弁だ。

製作されただけでもう、と期待などない無欲な状態で迎えています。意外と監督のギャレスのこだわりが出ていて、大満足とは言いませんが、次作もよろしくねと思いました。
んで、次っていつだよ、五年後だよというわけですね。

その間に、日本でも作ってもらえて良かったです。

シン・ゴジラ……で、その次は?

  • シン・ゴジラ(2016年7月29日)

庵野が総監督をやるというので、それまでのインタビューから、なんとなーく予想していた通りの作品でした。もうちょっと監督の樋口を評価してやりたい気がします。いい特撮カットなどは樋口の功績だとは思うんですよね。

おもしろかったけど、初代より対決もののほうへ流れる性がどうしようもない。
なので、ぜひ「シン・ゴジラの逆襲」をやって欲しいです。作品としての質?気にしない、気にしない。せっかく大当たりしたのだから、観客動員が煮詰まるまで製作し続ける!それが、あくまで個人的欲望です(笑)

今後、変遷が予想される総括

この後もゴジラ映画は製作され続けます。そのたびにこのページは更新されるはず(?)です。

いきなり趣向も変わるかもしれません。対決ものなんてヤメローと言いだすかもしれません(ごめんなさい、たぶんないです)

興奮できた場合はもちろんのこと、がっかりでも待ち望める、それがゴジラという映画です。一本でも多く観られることを今後も期待します。

注)因みにエネリッヒ版ゴジラとアニメ版ゴジラは抜いております。理由はいずれ書きたいと思っております。ご了承ください。